大阪府玩具・人形問屋協同組合連合会
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大阪玩具・人形住吉講
2006/09/25
五十年の歩み
第8節 住吉大社常夜石灯籠の改修
除幕式の模様
先に序章で触れた通り、海の守護神である住吉大社には舶物商によって、その航海の安全を願って一対の常夜石灯籠が宝暦12年(1762)に建立され、何度かの改修によって今日まで維持されている。前回は昭和36年に補修が行われたが、それから30年近くが経ち、石灯籠の傷みがひどいので、平成3年の式年遷宮に合わせて大改修をすることになった。そのために、まず準備段階として、平成元年11月26日に玩具人形商石灯籠保存会、大阪住吉講が年次祭典の後、大野屋迎賓閣会議室で総会を開催し、役員改選を行うと共に、講の名称を「大阪玩具・人形住吉講」と変更することを決めた。
そして、以後はこの「講」の役員が中心となって具体的に事業を推し進めていくことになったのである。その時に決定した役員は次の通りであった。
講元 松井保、副講元 森清一、尾上幹太、中須久雄、増村和行
書記 森口安智、会計 成川隆次郎、谷澄夫、委員 山浦憲二、甲山義隆
会計監査 矢野武、相談役 熊野伊三郎
祝賀会の模様
大阪玩具・人形住吉講による常夜石灯籠の改修工事は何度も打合せを行った結果、専門工事会社の田中家により、予算1700万円で施工されることになった。そして2年間にわたって、東京、名古屋、京都など各地区の玩具・人形業界にも協力を依頼し、その協力を得て、住吉大社の遷宮に併せて完成、平成3年5月30日に除幕式が行われた。式は副講元・中須久夫の司会で進行し、出席者一同が拝殿においてお祓いを受け、来賓による玉串奉納の後、松井保講元が各地区の協力に謝辞を述べた。続いて修復された南基、北基の両常夜灯石灯籠の除幕式の方に移り、来賓等により除幕が行われた。紅白の綱に引かれた白い布の下から、名前を刻んだ石灯籠の基盤が現れると、一斉に拍手が起こった。玩具人形業界が舶物商と呼称されていた時代から2百年以上も続いたその石灯籠の歴史の重みを感じた人も多かったようである。続いて完成したばかりの住吉大社記念館で竣工祝賀会が開催された。こうした大きな予算を必要とする改修工事は、「大阪玩具・人形住吉講」と云う任意の「講」が業界をリードし、協力して現代の少子化現象に対応し、将来的には大同団結して事に当たろうとするエネルギーを象徴しているかのようにも見えたのであった。
除幕式当日の記念写真
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